MIZUGORI荘がある上富田町は熊野古道の中辺路と大辺路の分岐点にあり、万葉の昔から多くの都人が訪れ、熊野への入り口であったことから「口熊野」と呼ばれ、交通の要衝として栄えてきました。
MIZUGORI荘の近くには世界遺産に登録された「稲葉根王子」、向かいには「水垢離場」があります。「水垢離」とは神仏に祈願するため、冷水を浴びて身体の穢れを払い身を清めることをいい、この川で禊をすれば、今までの罪がことごとく消え去ると信じられ、上皇や女院達も徒歩で渡ったとされています。
実際に川を渡って水垢離をする事は難しいですが2023年に水垢離体験場が整備され、誰でも簡単に「水垢離」を体験できるようになりました。熊野古道を歩く際は是非立ち寄ってみて下さい。
熊野古道にある川や滝、巨岩には神が宿っていると言われ、自然崇拝を起源としていることから「よみがえりの地」とも呼ばれています。熊野古道を歩いていると様々な発見や素晴らしい景色に目を奪われます。どこか神聖さを感じながら険しい道を歩くことで非日常を体感でき、心身共にリフレッシュし、目的地にたどり着いた時の達成感が再度熊野古道に足を運ばせる。そんな場所だと思っています。
MIZUGORI荘から滝尻王子
MIZUGORI荘の目の前にはバス停があります。(市ノ瀬診療所前)
熊野古道(中辺路)のスタート地点「滝尻王子」までバスで17分です。